桜木山城(さくらぎやまじょう)

所 在 地  日高郡みなべ町清川
標   高  213m
比   高   4m
築 城 者  花地源兵衛
築 城 年  鎌倉時代
  式  丘城
遺   構  なし
登城時間  ―
       
 

歴 史

  花地源兵衛は鎌倉時代に薩摩国からこの地に来て城館を構え、妻子を住まわせ家臣を従え生活していた。
 やがて戦いに赴く時に、この地に戻ることがないことを悟った源兵衛は、桜木山に桜を植えてその樹下に小判を埋めたとの伝承がある。
 
 

現 状

 集落の北の丘陵部にある小高い丘が桜木山で、現在花地一族の墓や宝篋印塔が祀られている。
 この墓石群はみなべ町指定文化財に指定されている。
 なお桜木山の周辺には「御城垣内」や「御屋敷田」という地名が伝わるが、道路建設や田畑により改変されているため明確な遺構は確認できない。
  

写 真

                                 
桜木山 桜木山にある墓石群と宝篋印塔
桜木山にある墓石群と宝篋印塔 御屋敷田の地名が残る水田と梅畑
 御屋敷田の地名が残る水田と梅畑 案内看板
    

地 図




紀中地方の城跡