江住城(えすみじょう)

所 在 地  西牟婁郡すさみ町江住
標   高   24m
比   高   16m
築 城 者  不明
築 城 年  不明
  式  丘城
遺   構  曲輪 土塁 堀切 
登城時間  5分
 

歴 史

 建仁元年(1201年)、鎌倉幕府打倒の兵を挙げるも吉野で敗死した城長茂の一族が江住の地に落ち延び、JR江住駅付近に先の城を築いたという。
 春日神社にある天正4年(1576年)の棟札には、周参見氏や城氏の名前が見受けられ、周参見氏がこの地に影響を持ち、城氏が有力者として居住していたと推測される。
 また春日神社に土塁や堀切などの遺構があることから、城ノ平と秋葉山城が根小屋式城郭として存在し、江住川対岸にある江住城を出城的な目的で利用されていたと推測される。

 

現 状

 JR江住駅裏にある小高い丘にある春日神社が城跡といわれている。
 遺構は春日神社境内南側に低い土塁と御社裏側に高さ1mほどの土塁と一部道路工事で改変されているが堀切が1条残されている。
 城跡からは江住集落を見下ろせる位置にあり、城館を設けるには適した位置にあることが分かる。
  

写 真

                                 
春日神社 春日神社境内
境内東側土塁 御社裏土塁
御社裏土塁 堀切
            

地 図






紀南地方の城跡