鬼ヶ城(おにがじょう)

所 在 地  有田郡有田川町杉之原
標   高  496m
比   高  103m
築 城 者  保田氏
築 城 年  不明
形   式  山城
遺   構  なし  
登城時間  ―
 

歴 史

 天正11年(1583)、紅葉山城(有田川町清水)を居城としていた保田氏一族の間で内紛が起こり、保田氏家臣の保田掃部光安と、一揆方を支援する高野山宗徒が鬼ヶ城で戦ったという。
 光安は奮戦したものの、数に勝る高野山宗徒側に押し切られて鬼ヶ城を突破され、居城である紅葉山城に迫られたという。
 

現 状

 鬼ヶ城が築かれた九鬼山は、杉之原と押手の境界に位置する急峻な山で、東・南・西の三方が断崖絶壁となっている。
 当時は、杉之原から高野山へ通じる街道がこの山を通っていたとされ、街道を押さえる砦として重要な位置を占めていたものと思われる。
 現在、鬼ヶ城付近には痩せ尾根と、その一段下がった場所に平坦地が残るのみで、中世城郭の存在を示す明確な遺構は確認できない。
 こうした状況から、高野山宗徒との戦いに際しては、自然地形を利用し、柵などを設けた臨時的な砦として築かれた可能性が考えられる。

 

地 図


                                 
                                              




紀中地方の城跡