中飯降城(なかいぶりじょう)

所 在 地  伊都郡かつらぎ町中飯降
標   高   101m
比   高   21m
築 城 者  田所氏
築 城 年  南北朝時代~室町時代
形   式  丘城
遺   構  なし
登城時間  5分
       
 

歴 史

 築城者は、高野山領である官省符荘の荘官を務めた政所一族の田所氏と考えられている。
 田所氏は官省符荘の経営において中心的な役割を担った一族で、「高野四荘官」のなかでも高坊氏に次ぐ地位にあり、「田所執行」と称された。
 築城時期については、官省符荘において政所一族を中心とする在地武士団が形成された南北朝時代から室町時代頃と考えられている。
 

現 状

 中飯降城は、舌状台地の先端部に築かれており、現在は県立農業大学校のハウスが建つ南側の共同墓地一帯の丘を「城山」と呼んでいる。
 また、北東側の丘陵裾には城山神社が鎮座している。

 城跡は、共同墓地や水田、果樹園などへの改変によって城郭遺構はほとんど残されていない。
 往時は東・西・北側に空堀が設けられていたとされ、東側の果樹園には帯曲輪状の平坦地がみられる。この平坦地は、かつての堀を埋め戻したことによって形成されたものと考えられている。


写 真

                                 
曲輪(共同墓地) 東側にある堀を埋めた平坦地
西側平坦地 東側切岸
城山神社  北東側遠景   


       

地 図





紀北地方の城跡